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When it is happen,It is happen [part.1]buoyancy and survey

2022.6.7

When it is happen,It is happen [part.1]buoyancy and survey

Ushijima Hitoshi Exhibition

「When it is happen,It is happen [part.1]buoyancy and survey」

会期:2022年6月25日(土)―7月16日(土)

時間:12:00-19:00

休廊:月・火曜日

 

EUREKAでは、6月25日(土)より、牛嶋 均による個展「When it is happen,It is happen [part1.] buoyance and survey」を開催いたします。

牛嶋 均は、1963年福岡県生まれ。現在久留米市を拠点に活動している美術家です。80年代は身体パフォーマーとしてヨーロッパなどを回り帰国。その後、家業の遊具製作所にて働きつつ、遊具の要素を作品の中に取り入れた ‘遊具であり、彫刻でもある作品‘ を制作しています。

タイトルにある buoyancyは、ヨーロッパでパフォーマンスを繰り返していた時に考えていた地面から少し浮くことに由来しています。本展はそれを調査しアーティストとしての原点を考察する展覧会です。どうぞご高覧ください。

 

なお、7月9日(土)から GALLERY SOAPで展示します。両会場をご覧いただけると幸いです。

「When it is happen,It is happen [part.2] aufheben」

会期:7月9日(土)―7月24日(日)

会場:GALLERY SOAP  (北九州市小倉北区鍛治屋町1-8-23 2F)

時間:木・金 18:30-22:00、土 15:00-22:00、日 15:00-20:00

 

―――――――

個人的な話。

私の両親は九州の小さな町で、遊具を主に作る会社を営んでいました。現在は私が代表を務めています。

主に公園・学校などに設置する滑り台やブランコといった遊具を製作したり、メンテナンスを請け負ったりという業務を行っています。

こういう状態をかれこれ20年以上続けていて彫刻と遊具というものの境界はとても緩やかになってきています。美術家と中小企業の経営者という立場のちがいもとても曖昧に感じています。

 

15~16才の頃、父親と二人で保育園にメリーゴーランド(中央の輪っかをつかんで自力で回転させる遊具)を設置しに出かけたことがあります。地中から心棒を出す工事はすでに終わっていて、そこに回転部分を乗せるだけでした。私と父親の二人で抱え上げて(結構重い)心棒に載せようとした時、お昼寝から覚めてそれを見つけた園児たちが歓声をあげながらあっという間に父親と私を囲んでしまいました。降そうにも降ろせないまましばらく園児たちの興奮が収まるまで待つしかなく、その時私と父親は100人以上の子供たちに囲まれていたと思います。この体験は、いつも私の中で事あるごとに呼び起こされて、そのときの子供たちの輝く笑顔が忘れられません。

たぶんこの記憶が私の中のアーティストとしての原点のような気がしています。(牛嶋 均)

 

 

牛嶋 均 Hitoshi Ushijima

1963 福岡県久留米市生まれ(久留米市在住)

1983 九州造形短期大学グラフィックデザイン科卒業

美術家。九州造形短期大学卒業後、舞踏家・田中泯と出会う。その後、身体パフォーマーと

してヨーロッパ・アメリカ等で活動。帰国後、家業の遊具製作業を手伝いながら、遊具を素材にした作品作りを開始する。(現在は代表を務める)

 

【主な個展】

1991 Dream on the Boat (gallery 21/北九州市)

1995 Playground Products (東判画廊/久留米市)

1997 one man unit(s) (MOMA Contemporary/福岡市)

2002 人智の研究ver.1…遊具 (三菱地所アルティアム/福岡市)

2008 「イクストランへの旅」牛嶋均展+福岡アート旅行代理店

(ギャラリーアートリエ/福岡市)

2008牛嶋均展 人智の研究ver.6 遊具-武器-遊具 (島根県立石見美術館)

 

【主なグループ展】

1992 釜山ビエンナーレ (釜山市、韓国)

1996 ミュージアム・シティー・天神96 (福岡市)

1999 アーティスト・キャンプ・イン・アソ (熊本)

2002 第2回福岡トリエンナーレ (福岡アジア美術館)

2003 第2回越後妻有アートトリエンナーレ2003 (新潟)

2004 福北美術往来 (福岡市美術館/北九州市立美術館)

2005 氷見クリック2005  氷見市 (富山県)

2006 愉しい家 (愛知県美術館)

2007 現代美術の遊園地 (浜田市世界こども美術館/島根)

2008 シェルター×サバイバル (広島市現代美術館)

金沢アートプラットホーム2008 (金沢21世紀美術館/石川)

2009  愛についての100の物語 (金沢21世紀美術館/石川)

山の上の山のはなし (広島市現代美術館)

2010  街じゅうアートin 北九州 (北九州市)

2011  黄金町バザール  (横浜市)

2013「彫刻のコスモロジー/The Cosmology of Sculpture」(金沢美術工芸大学アートギャラリー)

遊美展 (浜田市世界こども美術館/島根)

2015「カラダに効くアート」九州芸文館(筑後市)

2017「OpenArt2017」(オレブロ市、スエーデン)

 

2017「風を待たずに—村上慧、牛嶋均、坂口恭平の実践」熊本市現代美術館(熊本市)

2018 「山のカタチ」博多まるごとミュージアム (福岡市)

2019「boat on the Chang Jiang river 長江水上遊覧小舟」原美术馆 (重慶市、中国)

2020 アワ プライベート トーラス/OUR PRIVATE TORUS ヤポッカ(オーギカナエ+ウシジマヒトシ) 金沢市民芸術村 石川

2021 金石楽座 『玉、海にかえる』ウシジマケ(ウシジマヒトシ+オーギカナエ+ウシジマキナミ+ウシジマタイヨウ)牛嶋均プロジェクト「玉、海にかえる」を行う

2022 共同生活 – 社会设计与艺术⾏行行动 项⽬目企划书 Common Life – Social Design and Artistic Action Project proposal 华⼈人当代美术馆(Chinese Contemporary Art Museum)/ Organhaus /重慶市

 

【主なパブリックプロジェクト】

2000  「霧島のキチ」 霧島アートの森 (鹿児島)

2004 「U.m.a.」 十和田市高森山馬事公苑 (青森)

 

【主な収蔵先】

金沢21世紀美術館 (石川)

霧島アートの森 (鹿児島)

福岡アジア美術館 (福岡市)

まつだい雪国農耕文化村センター(まつだい「農舞台」)(十日町市/新潟県)

 

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