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漏れ日の下のスパイラル・ダンス

2023.4.5

漏れ日の下のスパイラル・ダンス

「漏れ日の下のスパイラル・ダンス」稲田早紀、井上絢子、楊珪宋

会期:2023年4月29日(土)-5月6日(土)

時間:12:00-19:00

休み:5月1日(月)

 

EUREKAでは4月29日より、稲田早紀、井上絢子、楊珪宋による「漏れ日の下のスパイラル・ダンス」を開催いたします。

自身を見つめ、今日の世界の中で生きる姿勢を問いかける3人のグループ展です。

7日間の短い期間の展示になりますが、ご高覧いただけたら幸いです。

 

 

「手を繋いで 手を離して わたしたちはわかりあえる

  薄暗い森の中でも分厚い雲の下でも わずかに光差せばそこで踊れる」

 

スパイラル・ダンスというのは多人数が手を繋いで輪になりぐるぐると回転する、魔女たちの踊りのことです。

魔女たちは集団で同じ教義を信仰するというわけではなく、それぞれの切実なことをそれぞれで行う独立した反骨精神を持つ人々で、その姿はわたしたちアーティストの姿と重なります。普段は別々で暮らす個々人が踊りのひとときは同じ輪を作り結びつくこと、そしてまた離れてそれぞれの日常で生きていく、この軽やかな繋がりの中に、わたしたちがどう生きて関わりあうかのヒントがあるように思います。今回はそうした関係のあり方に主題を置いた展示を開催致します。

身近にある草花を摘み祈りを込めて精緻に描きあげる稲田早紀、生命の根源的な現象を探求し人体の構造をも思わせるような植物を陶でかたどる楊珪宋、企画者であり、絵画という虚構と現実をまたいでもののあり方を思索する井上絢子、植物という共通するモチーフを扱うこの三人が、まさしく草木が繁っていくこの季節に展示会場であるEUREKAを祝福します。

 

参考文献

『図説 魔女の文化史 セリヌ・デュ・シェネ著 藏持不三也訳』

『文藝2022冬号 特集・対談 円香×雨宮純 現代魔女になんでも聞いてみた。』

 

 

稲田 早紀 / Saki Inada

 

1988年 大阪府生まれ

2011年 京都市立芸術大学 美術学部美術科油画専攻 卒業

 

個展

2022年 「星を想う日々に」あべのハルカス アートギャラリー / 大阪

「時粒を集めて」Nii Fine Arts / 東京

「猫とわたしの好きなもの」シガ食堂 / 愛知

2021年  ドローイング展 シガ食堂 / 愛知

ドローイング展  Nii Fine Arts / 大阪

「星の刻」 Nii Fine Arts / 東京、大阪

2020年 「ドローイング展ー月の音色、アマビエの祈りー」シガ食堂 / 愛知

2019年 シガ食堂 / 愛知

あべのハルカス アートギャラリー / 大阪

2018年 Nii Fine Arts / 大阪

「art presentation “C’est la vie” vol.3」 CHOCOLATERIE TAKASU / 愛知

 

グループ展

2022年 「Works on Paper 2022」Nii Fine Arts / 東京・大阪

「Nii Fine Arts 10周年記念展」 Nii Fine Arts / 大阪

2021年 「花咲く頃」ギャラリーアライ / 兵庫

「いまここを生きるアーティスト2021」枝香庵 / 東京

2020年 「Small Works 2020」Nii Fine Arts / 大阪

2016-2021年 「 取り扱い作家小品展」space2*3 / 東京

 

 

 

井上絢子/Ayako Inoue

1985 福岡県福岡市生まれ

2007 佐賀大学文化教育学部美術・工芸課程 卒業

 

主な個展

2022 「うすら日」(WATERMARK ARTS & CRAFTS 東京)

2021 「So close,yet so far away」(EUREKA  福岡)

2020 「すべてのひとひら」(ギャルリーパリ  横浜)

2017 「色彩、感情、忘れ残し」(日本橋三越本店アートスポット 東京)

2009 「よそからきてどこへゆく」(モマ・コンテンポラリー 福岡)

2005 「いわずにいってもいない」(モマ・コンテンポラリー 福岡)

 

主なグループ展

2020 「KYUSHU New Art」(博多阪急8F 福岡市)

2016 「Local Prospects 2 アイデンティティ」(三菱地所アルティアム 福岡)

2016 「黄金町バザール2016」(黄金町 横浜市)

2015 「明日への坩堝」(福岡アジア美術館)

2014 「第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014関連企画Moving Triennale-made in Fukuoka」(福岡アジア美術館)

2014 「道数展」(佐賀大学美術館 佐賀)

2012 「台湾/日本-いま ここに在るということ」(ギャラリーアートリエ 福岡)

2011「九州アートゲート 博多アートアクト 」(JR 博多シティアミュ地下キューブ)

2010 「井上絢子と国本泰英」(konya gallery 福岡)

2008 「Shedding Out」(モマ・コンテンポラリー 福岡)

2005 「庭の向こう側〜植物について〜」(ギャラリーアートリエ 福岡)

 

 

楊 珪宋/Keiso Yo

1985年名古屋市生まれ。

2015年より横浜市で活動。

2019年「黄金町バザール2019 ニュー・メナジェリー(特別プログラム”黄金町のアートを紹介する”)」(黄金町周辺/横浜)

2019年「3331ART FAIR」(3331Arts Chiyoda メインギャラリー/東京)

2019年「Koganecho in wanderland」(space55/ソウル)

2018年「黄金反射町Gold Reflection Town」(福利社 FreeS Art Space/台北)

2016年「Identity XII ‒ 崇高のための覚書―curated by Taro Amano―」(nca | nichido contemporary art/東京)

 

 

 

 

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