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ベルリン 2017 さかいようこ展
ベルリン 2017 さかいようこ展
会期:2025年4月26日(土)-5月5日(月)
時間:12:00-19:00
休廊日:4/28(月)
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このたびEUREKAでは、4月26日(土)より、福岡市を拠点に活動する、さかいようこさんの個展「ベルリン 2017」を開催します。
さかいさんは、2012年以降親族と自身の経験から「人間と核」をテーマに作品を作り続けています。
本展では、ベルリン滞在時に撮影した写真や体験を踏まえて制作した新作を発表いたします。
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2017年私は第2次世界大戦の象徴のような街ベルリンに行きました。
ドイツ国内には過去の過ちを二度と繰り返さないようその歴史を学ぶ為の資料館、博物館、美術館が実に沢山存在しています。
私は可能な限りベルリン市内のそういう施設を訪ねてみたいと思い地図を片手に歩き回りました。
そして「ベルリンの壁イーストサイドギャラリー」に行ってみると嘗てアメリカと旧ソ連が核の威力で張り合ったそこはその時はもうすっかり「観光地」となっていて世界中からやってきた観光客の人達が実に楽しそうに記念撮影をしていたのでした。
私は咄嗟にこの「超幸せで平和な様子」を写真に撮りたいと思いました。
途中ポーランドのアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所を見に行ったりもしましたが、2か月の滞在期間中ほぼ毎日イーストサイドギャラリーに通い詰めて計2000枚ほどの写真を撮影しました。
丸7年経った今改めて写真の整理をしてみるとそこには「異性愛」「同性愛」「家族愛」「友情」その他自分も含めて人間の色々な欲望、快楽等「楽しみ」の全てがあるようです。
そしてあの時何故か感じた得体の知れない強烈に不吉な予感が今この世界に様々な現象として表れてきているような気がしています。
さかいようこ
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さかいようこ
1957 福岡市博多区生まれ 80福岡女子大学卒業
80-84 元九州派谷口利夫氏の主宰する西部美術学園でアシスタントをしながら制作活動開始
*「砂と足跡、視点」シリーズ
84 TNCビデオコンテスト大賞・北九州市絵画ビエンナーレ展入選
85 現代日本美術展入選(毎日新聞社)・日韓現代美術展
04 青木繁記念大賞展(賞候補)
06 西日本美術展(優秀賞)・英展招待出品
07 個展 「視点」福岡市美術館特別展示室B
08 個展 「視点Ⅱ」福岡アジア美術館
11 個展 「デジタル砂漠」アートスペース獏
*「人間と核の関係を考える」シリーズ
12 個展「被爆女性の足跡ポートレート」アートスペース獏
13.14 KIAF(Korea International Art Fair)ソウル
個展「福島の貝」ギャラリーとわーる・58東京
15 個展 “Fukushima” Able Fine Art NY Gallery/ニューヨーク
サロン・ドートンヌ入選/パリ
16 個展 “Fukushima” Able Fine Art Seoul Gallery/ソウル
17 ベルリン滞在活動
18 個展「長崎2017」ギャラリーとわーる
19 個展「長崎2017Ⅱ」ギャラリーとわーる
九州産業大学現代芸術論講座ゲストティーチャー
20 J-COLLABO ANNUAL ART EXHIBITION( 銅賞・ニューヨーク)
個展「千羽鶴プロジェクト」ギャラリーとわーる
21 個展「ある親族の物語」 EUREKA
22 個展「風化してきた記憶」EUREKA
23 福岡女子大春の企画展「人間と核」
22.23 福岡女子大学感性教育非常勤講師
他個展・企画グループ展・海外アートフェア等に出品