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セレクション展(石牟礼道子さん追悼講演会)

2019.1.17

セレクション展(石牟礼道子さん追悼講演会)

「セレクション展」

2019年1月17日(木)―2月16日(土)

12:00-18:00 日月火休み

 

エウレカでは「石牟礼道子 追悼講演会」にあわせて、熊本にゆかりのある作家、自然をモチーフに制作している作家をご紹介いたします。

故郷の風土や自然に根ざした独自の抽象世界を築いた坂本善三、何気ない日常の風景を情緒的な光景と昇華させる佐野直、日常の自然の普遍的な情景を丁寧に描く比佐水音、天草の海辺で暮らし、小さな命を慈しみ版画を制作する大西靖子、日常のふと目にとまった一瞬の景色を絵画に起こす木浦奈津子の作品を展示いたします。

 

[大西靖子]

1942年 神奈川県生まれ 1965年 青山学院大学英文科卒業

1972年 この年より木版画を始める。阿蘇・山形などに滞在後1988年~現在、熊本県の天草へとアトリエを移す。海辺で暮らし、小さな命を慈しみながら木版画を制作。

 

[木浦奈津子]

1985年鹿児島県生まれ2010年尾道大学大学院美術研究科油画専攻修了。

東京、広島、鹿児島等で個展、グループ展。

2014年 トーキョーワンダーウォール2014審査員賞

現在、鹿児島を拠点に活動。日常のふと目にとまった一瞬の景色を絵画におこす。

https://natsukokiura.blogspot.com/?m=1

 

[坂本善三]

1911年、熊本県小国町に生まれる。上京して本郷絵画研究所、帝国美術学校(現武蔵野美術大学)に学ぶ。

1946年終戦を機に熊本に戻る。1957年に渡仏し1959年に帰国。日本の風土や生活に根ざした抽象画へと作風を変化させる。その独特の画風により「グレーの画家」と称された。

坂本善三美術館 www.sakamotozenzo.com/

 

[佐野直]

1987年 熊本生まれ 2011年福岡教育大学 生涯スポーツ芸術課程美術領域卒業

2009-2010年 イギリス・チチェスターカレッジ在籍

東京、熊本、福岡等で個展、グループ展 2017年 第9回香梅アートアワード/奨励賞

現在、熊本を拠点に活動。何気ない日常の風景を光景へと昇華させ、幻想的な世界へいざなう。

https://pointillism.wixsite.com/nao-sano

 

[比佐水音]

熊本市に生まれる。京都嵯峨美術短期大学日本画科卒業後、同大学日本画専攻科修了。

京都、福岡、熊本等、個展グループ展多数。

2018年 第10香梅アートアワード受賞

現在、京都、福岡を拠点に活動。記憶から紡ぎだされた、自然の普遍的な情景を丁寧に描く。

http://hisamiwo.com/

 

[加藤笑平]

1983年 東京都生まれ。2005年熊本県天草に移住、2014年より福岡市在住。

2006年-2013年 アートスペース天草在郷美術館主宰。絵画と映像、廃材、土や塩、煤や錆などを用いたインスタレイション+パフォーマンスという形態を1999年より本格的に実行し始める。

https://showheyhot.wordpress.com

 

 

「石牟礼道子さん 追悼講演会」

日時:2019年2月10日(日)14:00~16:00

会場:EUREKA(エウレカ)福岡市中央区大手門2-9-30-201

参加費:1000円(飲み物付) 定員40名

 

昨年亡くなった石牟礼道子さんのご命日の2019年2月10日、追悼講演会を開催します。石牟礼さんと40年余りの交友がある作家の前山光則さんと、石牟礼道子資料保存会研究員で『評伝 石牟礼道子』の著者米本浩二さんが話してくださいます。

前山さんは、石牟礼さんが渡辺京二さんらと創刊した『暗河』の編集者として活躍。石牟礼さんの家に泊まり込むなど石牟礼さんと親しく交わりました。一方の米本さんは『評伝 石牟礼道子』を書くため石牟礼さんに密着し、最晩年の石牟礼さんの肉声に数多く触れました。

当日は、前山さんが石牟礼さんの短歌などについて語ります。米本さんは石牟礼さんの生涯のテーマ「もうひとつのこの世」などについて話します。石牟礼さんゆかりの2人の講演で、一周忌を迎える石牟礼道子さんをしのびます。

 

 

前山光則(まえやま・みつのり)

1947年、熊本県人吉市生まれ。法政大第二文学部日本文学科卒。元高校教師。熊本県八代市在住。著書『この指に止まれ』『球磨川物語』『山里の酒』(以上、葦書房)、『山頭火を読む』(海鳥社)、『若山牧水への旅――ふるさとの鐘』(弦書房)。編著に『淵上毛銭詩集』『古川嘉一詩集』(以上、石風社)。熊本県八代市在住。

 

米本浩二(よねもと・こうじ)

1961年、徳島県生まれ。早稲田大教育学部英語英文学科卒。毎日新聞福岡本部学芸部記者。石牟礼道子資料保存会研究員。著書に『みぞれふる空――脊髄小脳変性症と家族の2000日』(文藝春秋)。『評伝 石牟礼道子――渚に立つひと』(新潮社)で第69回読売文学賞評論・伝記賞を受賞。福岡市在住。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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